2019年12月19日放送のミヤネ屋で特集された薬剤耐性菌とは?

30年後、という近い将来、ガンよりも死者数を越してしまうのではないか、と恐れられている『薬剤耐性菌』の特集が、2019年12月19日放送のミヤネ屋で特集されていました。

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薬剤耐性菌とは?

抗生物質に耐性を持った細菌、と定義づけされています。本来人体などに感染した細菌を死滅させるか増殖を抑えるために抗生物質を使用しますが、細菌が進化してしまい、抗生物質が効かなくなってしまう事態に陥ってしまうと、薬剤耐性菌となってしまいます。

薬剤耐性菌に感染し、肺炎に陥ってしまうと、抗生物質が効かないことから、死に至る場合もあるという大変恐ろしいものです。

G20でも議題にあがるほど、世界レベルで深刻な状況となっています。

12月5日発表された国立国際医療研究センター病院のデータによりますと、日本に於ける薬剤耐性菌による死者数は、年間で8,139人にも及ぶ、というものです。

イギリス政府の2014年の予測によりますと、2050年には全世界で薬剤耐性菌による死者が1000万人を超えるかもしれない、というデータも存在しています(2013年には全世界70万人の人が命を落としているそうです)。

薬剤耐性菌が増加している理由

中央大学の西川可穂子教授によると、途中で処方された薬(抗生物質)を服用することをやめてしまうことで、体内で薬剤耐性菌が増えてしまう、とのことです。

たしかに、体調が回復してきたら、薬の服用をその時点でやめてしまう人は実際に多いことと思います。

また、人からもらう、あるいは過去に処方されたものを服用する、ということも注意が必要です(抗炎症剤なら問題はないものの、抗生物質の場合は問題あり、とのことです)。

抗生物質が効かない場合に最後の砦として使われる副作用の強い抗生物質が存在し、それが『カルバペネム』というものです。しかし、薬剤耐性菌にはこれも効かない場合があり、すでに日本国内で55例ほど確認されているようです。

また、人から人への飛沫感染や接触感染も起こりますので、感染者の増加の大きな原因のひとつになっています。

体外にも存在する薬剤耐性菌

東京都の多摩川での水質調査をする様子も放送されていました。どういう細菌が多摩川の河川に含まれているか、ということを調べる目的です。実際には全国51箇所の河川の調査をしているそうですが、その結果としては、すべての地点で薬剤耐性菌が検出されている、というものでした。

これは、人の尿などに抗生物質の成分が混じり、それが然るべき下水処理がなされないまま河川に流れ込んでいることが原因とみられています。

スーパーバグ

使える薬がない薬剤耐性菌もすでに見つかっているそうで、この現象のことをスーパーバグと呼ぶようです。

薬剤耐性菌に感染しないための『あわてるせかい』

抗生物質の数だけ薬剤耐性菌が存在、では、新薬を、というのは簡単ですが、なかなか開発されるには至らない予算の都合もあったり、また新たな薬剤耐性菌が出て来たり、とイタチごっこのような状況であることは否めないようです。

では、どうすれば良いか、というと、難しいことではありますが、極力『感染しない』ということに努めねばなりません。

覚えづらいですが、「あわてるせかい」の頭文字で、6項目を守れば感染をだいぶ防げるとのことでした。

  • あ:余らせ薬はダメ!処方された薬は飲みきろう
  • わ:ワクチン接種で防げる病気は防ごう
  • てる:手洗いは感染予防の王道
  • せ:咳エチケット(マスク着用)で飛沫感染を防ぐ
  • か:風邪に抗生物質は効かないという認識を徹底する
  • い:今すぐ体力づくり

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