2015年10月1日放送のNEWS ZERO(ニュースゼロ)。
今や国民病とすら言われている、がんという病。
避けては通れない、がんの問題について特集を組んでいました。
10月はピンクリボン月間でもありますが、がんには様々なものがあります。
日本における『がん』の現状
日本のがん検診率は3~4割と、非常に低いのが現状なのだそうです。
国立がん研究センター情報サービスによる
『日本人が多くかかるがん』のデータ。
2011年のものですが、紹介されていました。
男性 | 女性 | |
① | 胃がん | 乳がん |
② | 前立腺がん | 大腸がん |
③ | 肺がん | 胃がん |
④ | 大腸がん | 肺がん |
⑤ | 肝臓がん | 子宮体がん・子宮頸がん |
検診を受けることが早期発見と治療に有効ながんがある
上位5つの中でも、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんは早期発見しやすいがんとされています。
ですので、厚生労働省もこれら5つのがんについては定期健診を受ける事を推奨しているそうです。
見つかりづらいがんもある
一方で、検診を受けても見つかりづらいとされているがんもあります。
すい臓や肝臓など、その他わかりづらい部位にできるがんもあるようです。
国立がん研究センターの松田検診部長の話
がんの種類によって違うものの、早期の段階でがんをみつければ8割9割は命にかかわらず治せるがんもある、とのことでした。
大切な事はやはり近年言われているとおり、『早期』の発見ということになるようです。
検診プラス、わずかな症状に目つぶらずに病院を受診すること、このことも大事なのだとおっしゃいました。
7年前に乳がんと診断された女性の話
現在48歳の女性がインタビューに応じていました。
マンモグラフィは痛いと聞いていたため、検診に足がむかなかったそうです。
しかし、41歳の時に乳がんが見つかり、その時にお医者さんから
「もっと早くに見つかっていれば、日帰り手術もできたんだよ」
と告げられたのだそうです。
そのことがとてもインパクトが強かったらしく、もっと早くにがん検診をしておけばよかったと後悔しているそうです。
この女性は現在はリンパ節に再発し、今もホルモン治療を続けながら経過を見て、日々の生活を送っていらっしゃいます。
「まさか自分がなる」とは思わないのが通常なのかもしれません。
しかし、定期的に検診を受ける事で、なにか違ったのかもしれないとこちらの女性もおっしゃいました。
もし、がんだったとしても心構えも違ってくるはずなので、ぜひとも検診は受けてほしいという思いがあるそうです。
1人1人が、検診とがんについての正しい知識を深めていく必要がありそうです。
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