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2016年8月24日放送のNEWS ZEROでは又吉直樹さんがうつからの復職について取材していました

2016年8月24日放送のNEWS ZERO(ニュースゼロ)では、又吉直樹キャスターが『うつからの復職』についての取材をした特集がありました。

うつ状態で休職中の人が職場復帰に至るまでの事例をロケ取材しておりましたので、その様子をザックリとまとめてみます。

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メディカルケア虎ノ門でのロケ

東京都虎ノ門にあるメディカルケア、心療内科と精神科の医院です。

とある30代男性の問診とインタビュー

大手メーカーのエンジニアとして勤務していたものの、2015年より、上司との関係に悩みうつ状態に陥り休職中だといいます。

現在は回復傾向にあるそうですが、うつがひどかった状態の話を自宅にて又吉直樹さんがインタビューしました。

症状として表れたのは『交差点を渡れない』といったものや『電車のホームで死にたくなってしまう』というものだったそうです。

うつのキッカケは、上司から別の部署に行くように言われ、それが出来ないのなら今の部署で降格させる、と具体的に不安になってしまう内容の話をされたのだそうです。

その頃には、『元部署に戻るのがいやなら転職してとまで言われたよ』と同僚にLINEでメッセージを送ったこともあり、紹介されておりました。

『人生終わったかな…。』と締めくくられており、悩みの深さが伺えました。

メディカルケア虎ノ門での職場復帰に向けたリワークプログラム

6~7人ずつに別れ、なにやら作業をするというプログラムです。

システム部や企画部などという部屋に分かれております。

具体的には社内報という掲示物を作製したりしています、精神科なのに、なぜ会社のような作業を?という疑問が生じることと思います。

このようなプログラムはリワークプログラムと呼ばれ、会社のような場所に決まった時間に通い、規則正しい生活で職場復帰への自信をつける、という目的で行われているといいます。

メディカルケア虎ノ門では、うつ状態に陥り、長期間休職中であるという患者さんがおよそ80人ほどこのリワークプログラムで職場復帰を目指しているそうです。

出版社校閲部勤務の30代女性のインタビュー

5年ほど前より体調を崩しているそうで、又吉直樹さんの出版物である『火花』のような純文学が全く読めない状態になっているのだそうです。

つまり、校閲の仕事がままならない状態である、ということのようです、現在も4種類の薬を毎日服用し、リワークプログラムに励んでいるのだそうです。

この女性はインタビューで、

「たいして症状を自覚できていないということが最大の症状であった」

と語りました。

「大きな仕事を任せていただいてそれがすごく楽しかった」

とインタビューで語りますが、その手は緊張で震えており、手元にはカンペも持参しておりました。

医師によれば、こちらの女性のような『真面目な人』や『几帳面な人』はうつ状態になりやすいのだといいます。

自己分析シート

こちらもプログラムの一環として取り組まれているものだそうです。

休職に至るまでの経緯などを細かく分析し、客観的に自分を見ることで職場復帰へとつなげていくのだそうです。

セルフケア

こうした自己分析の結果を話し合うというプログラムだそうです。

失敗ばかりではない、どうしてもそこにばかり目が行ってしまう、と自己分析結果を語らう場面が放送されました。

自信、ともとれる内容でしたが、それでも復職出来たとしても再休職してしまうのではないか、という不安がどうしても残ってしまうそうです。

実際には厚生労働省所管の期間によれば、約半分程度の人がうつ状態を再発してしまい、再び休職してしまうというデータがあるのだそうです。

リワークプログラム開催の医師である五十嵐良雄院長がインタビュー

「会社に入って怒鳴られた、などということを『傷』と感じる人もいると思うけれど、その時に『傷』に感じないように自分がどうするか、ということが大事」とうつ状態にならないようにする秘訣を答えていました。

また、復職への不安を解消する方法として『うつ状態同士の人による相互での支えあい』も挙げていました。

実際にクリニックではポケモンGOを患者さん同士で遊ぶ一幕もあり、リラックスし、心に余裕がある様子も伝えられました。

味の素株式会社もうつ状態による休職を問題視

医師による面談を全社員に行ったり、カウンセリング室の設置などといった『メンタルヘルスブログ回復プログラム強化』という取り組みをしているのだそうです。

このような取り組みの結果、再休職率を2割程度にまで減少させているのだそうです。

しかし、それでも2割程度の社員が再休職してしまうということで、課題がまだまだ残るようです。

同じ職場に戻っても同じストレスがあるので、解決策としては『自分自身を変えるというトレーニングが必要』なのだそうです。

 

 

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