2015年12月8日放送の林修の今でしょ!講座2時間スペシャルではまずかぜに関する特集が組まれました。
かぜに関する予備知識や、かぜそのものの予防法なども紹介されましたのでざっくりまとめてみます(o・ω・o)
- かぜ検定SP
- 第1問:冬にかぜが流行するのはなぜ?
- 第2問:1回のくしゃみで出るしぶきの数は?
- 第3問:かぜウイルスが体のどこに侵入するとかぜの症状が出る?
- 第4問:体重50kgの人の場合1日に必要な水分量は1.5リットル?
- 第5問:かぜをひくと大量の鼻水が出る理由は?
- 第6問:鼻がつまる原因はなに?
- 第7問:かぜのウイルスは耳や目からも感染する?
- 第8問:かぜをひくと熱が出る理由は?
- 第9問:かぜをひくと体がだるく理由
- 第10問:睡眠時間が1日6時間未満だとかぜをひくリスクが格段に上がる?
- 第11問:かぜ予防に窓を開けても良い?
- 第12問:かぜの予防につながる加湿器の置く場所
- 第13問:かぜのウイルスを効果的に撃退するうがいのやり方
- 第14問:かぜのウイルスが手の上で生きている期間は?
- 第15問:手洗いをする時、念入りに洗うべき3つの場所
- 第16問:かぜ予防になる朝に食べた方がよいものは?
- 第17問:熱を早く下げたい時は体のどこの部分を冷やすのが効果的?
- 第18問:かぜの治りかけの時、少しでもはやく治すには厚着をして大量に汗をかいて寝るほうが良い?
- 第19問:かぜのひき始めに控えたほうがいい食べ物は?
- 第20問:生たまごと温泉たまごでは、消化がよいのはどっち?
かぜ検定SP
西洋医学と東洋医学の両方に精通する、今津嘉宏(いまづよしひろ)先生が作った問題!
15問以上正解でかぜ検定合格だそうです(o・ω・o)
『そもそも編』と『予防法編』と『治し方編』の3つに分けた合計20問ほどのかぜに関する問題が出ました。
第1問:冬にかぜが流行するのはなぜ?
『空気が乾燥していてがウイルスが飛びやすいから』
かぜの原因というものは90%がウイルス感染であり、10%くらいが菌の感染なのだそうです。
いわゆる『ばい菌』というものは菌であり、ウイルスは更に小さいのだそうです。
ということで、ウイルスのみならず、菌が飛びやすいから、でも正解だそうで足立梨花さんは菌と回答していましたので救われました(o・ω・o)
なぜ乾燥するとウイルスが飛びやすい?
かぜをひいている人がせきなどをすると飛沫が飛びます。
夏は湿気が高く、飛沫に対して湿気(水滴)の重さで落下するので、空気中のウイルスは少ないのだそうです。
一方、冬など乾燥すると、飛沫は漂ってしまい空気中のウイルスの数は多いので、かぜをひきやすくなる、ということのようです。
第2問:1回のくしゃみで出るしぶきの数は?
500か1万か100万個の中から選ぶ、という問題でしたが、正解はなんと100万個です(゚д゚)!
ちなみに、せきの場合は10万個程度なのだそうです。
かぜの人のそばにいて、くしゃみなどをしている場合はかぜがうつる可能性が高いのは当然と言えそうです。
第3問:かぜウイルスが体のどこに侵入するとかぜの症状が出る?
かぜをひく・ひかないはどうやって決まる?という問題です。
のどの細胞なのか、胃の細胞なのか、という二択で問題が出ました。
正解はのどの細胞です。
ウイルスが体内に入って、のどまで来た時にどうなるとまずいのか、というと細胞に入ったウイルスが増殖するとかぜの症状が出ます。
しかし人間ののどには細胞内にウイルスが入ってくるのを防ぐためにせん毛という毛羽立ったものが生えています。
このせん毛で引っ掛け、せん毛を覆う粘液でウイルスをくっつけて引っ掛け、そうしてウイルスをくるんだものを体外へ出します、これが痰です。
しかし、空気が乾燥してのどが乾いた状態だと、粘液は蒸発してしまい、外から入ってきたウイルスやばい菌はのどに入り混んだ時に細胞にまで入り込んでしまい、そこでウイルスが増殖してしまいかぜの症状が出てしまう、ということでした。
痰は出すべきか?
飲んだとしても、胃液(胃酸)で消化して殺してしまうので問題ないそうですが、胃酸を抑える薬などを服用している人はお医者さんから支持を仰ぐべきだそうです。
第4問:体重50kgの人の場合1日に必要な水分量は1.5リットル?
○か☓かで答えますが、正解は○でした。
自分の体重にあったふさわしい水分量を求めだす計算式というものがあるそうです。
それは自身の体重に30をかけるというものだそうです。
ですので50kgの人ならば1500ml、つまり1.5リットルということになりますね(o・ω・o)
第5問:かぜをひくと大量の鼻水が出る理由は?
正解は「体内に侵入してきたウイルスを追い出そうとするため」です。
体内で増殖したウイルスを追い出そうとするため、でも正解だそうです。
鼻水が出るときの体内のメカニズム
人には免疫力というものがあります、免疫の正体は血液に含まれる白血球であり、白血球は体中をパトロールしているのだといいます。
当然鼻のパトロールもします、そのときに異物(ウイルス)を察知すると倒すために『ヒスタミン』という物質を分泌します。
血液に乗って脳に届いたヒスタミンは「もっと鼻水を出せ」と指令を出すので、かぜの時に鼻水が大量に出る、という原理のようです。
鼻水のタンクがあるのか?という林修さんの質問が出ましたが、鼻の構造は迷路のような洞窟のような構造をしています。
凹凸がたくさんあり、ウイルスは凹凸の壁に当たるようになっています。
その凹凸の壁には血管がたくさんあり、血液中の水分がしみでて鼻水になるのだそうです。
第6問:鼻がつまる原因はなに?
鼻の粘膜がむくむから、というのが正解です。
鼻の洞窟の表面の粘膜であり、スポンジのようなものであり、そこに鼻水が常に出ているのでふやけるような状態になり、それが鼻づまりの原因なのだそうです。
第7問:かぜのウイルスは耳や目からも感染する?
なんと、正解は○です。
特に目からは注意!とのことで解説されていきました。
花粉症の時に耳から入って耳がかゆくなったり、目から入ってかゆくなったりすることもあるかと思います。
ウイルスやばい菌がついている指先で目をこすったりすると、そこから感染してしまう場合もある、ということのようです。
第8問:かぜをひくと熱が出る理由は?
「体の免疫をパワーアップされるため」が正解です。
免疫の働きのために熱が出ているのではなく、免疫の力をあげるために熱を発するということがポイントのようです。
かぜのウイルスが入るとのどの細胞の中で増え始めます。
白血球がウイルスを見つけ、ウイルスを食べます、そこでウイルスの情報を分析し、脳に伝えるそうです(サイトカインという成分)。
こうして脳にサイトカインが届いた時、今度は「熱を出せ!」と指令出て、熱が出るようです。
40℃の温度(体温)になるとウイルスは死滅することを本能的(?)に体はわかっているので、そのような光熱が出てウイルスを倒そうとするのだそうですが、もちろんあがりすぎには特に小さな子どもや高齢者は危険ですので、難しいところですね…。
熱を出すメカニズム
皮膚の下に走っている血管を細くして、血液を少なくします。
さらに汗腺もせばまり、汗が出ないような状態になり、汗をかかなくなるので体温が保温されるそうです。
さらに、筋肉を震わせ、体温をあげようとするのです、これが寒気による震えだということです。
ウイルスを倒せば、熱が出る必要がなくなります。
そうなると今度は汗をかく、というメカニズムだということで、汗を無理やりかけば治るのではなく、治りつつあるから汗が出るということがよくわかります。
第9問:かぜをひくと体がだるく理由
『体の免疫をウイルスとの戦いに集中させるため』というのが正解。
だるさ、というものは医学的には倦怠感や疲労感といったものであり、それはウイルスとの戦いでエネルギーを使っているからなのだそうです。
他の動作などでエネルギーを使って、白血球(免疫)がエネルギー不足にならないように、サインが出ているので、そこで必要なのが休養ということのようです。
第10問:睡眠時間が1日6時間未満だとかぜをひくリスクが格段に上がる?
正解は○。
アメリカで行われた睡眠とかぜの最新研究では、被験者164人に対し、缶詰状態でかぜのウイルスを毎日鼻から垂らして投与し、どれくらいの人がかぜをひくのかをテストしたそうです。
すると、7時間以上の睡眠の人に比べて、6時間未満の人は約4倍程度かぜをひいた、という結果になったそうです。
レム睡眠とノンレム睡眠に関係があるようです。
- レム睡眠⇒夢を見ていたりする睡眠で、完全な休息ではない
- ノンレム睡眠⇒完全なる休息
ノンレム睡眠時には成長ホルモンが分泌され、ウイルスとの戦いで疲れた免疫力を修復してくれる、という原理のようです。
しかし、睡眠時間が短いと免疫力が下がるということはわかっているのですが、睡眠が長すぎても、それはレム睡眠が伸びているということであり、ノンレム睡眠が伸びているわけではないので免疫力が上がるという事でもないそうです。
7~8時間の睡眠がベストなようです。
ここまでがそもそも編であり、次からが予防編です。
第11問:かぜ予防に窓を開けても良い?
窓をこまめに開けて換気をするのは効果がある?という問題、○か☓で答えますが、正解は☓です。
換気そのものは良い事ですが、窓を開けることにより冬場に関しては逆効果になってしまう可能性があるそうです。
部屋の中は湿度と温度の事を考えねばならず、部屋の中の湿度が40%以下になるとウイルスが空気中を30分以上漂ってしまうのだそうです。
つまり、冬の乾燥した外気を取り込むことで部屋の湿度を下げてしまう事は、床に落ちていたウイルスが舞い上がってしまう、ということになりかねないのだそうです。
換気したほうが良い場合
- かぜの人が室内に入ってきた時
- かぜの治りかけの時
第12問:かぜの予防につながる加湿器の置く場所
床の上なのか、棚の上なのか、という問題ですが、正解は棚の上です。
加湿器の吹き出し口の湿気の高さが口よりも低い場合、せっかくの湿度が無意味になってしまいます。
また、フィルターの掃除をこまめにする事も重要なようです。
加湿器の中に入れる水は、水道水が良いです。
塩素のない天然水などを健康的であると思って使う場合もあるかもしれませんが、消毒がない分、なかでばい菌が繁殖してしまう可能性があるのでNGです。
床に落ちたウイルスはどうする?
スプレー除菌液などを床に吹き付けると、その勢いでウイルスが舞い上がってしまう場合もあるので、掃除をするときは雑巾などに吹きつけてから床掃除をするのが良いそうです。
第13問:かぜのウイルスを効果的に撃退するうがいのやり方
今津先生も実践しているといううがいの方法です。
- 最初に口を10秒程度ゆすぐ
- 上を向いてノドをふるわせてうがいをする⇒振動でウイルスが取れる
- のどのしわを伸ばすようにして頭を左右に傾けてうがいをする
これは、以前にバイキングのひるたつでもやっていた方法です(o・ω・o)
個人的にはすでに実践していましたが、これから左右うがいのブームが来るのかな…笑
10秒程度でよいそうです。
第14問:かぜのウイルスが手の上で生きている期間は?
1日なのか、1週間なのか、という問題。
正解は1週間です…しぶといものですね(T_T)
第15問:手洗いをする時、念入りに洗うべき3つの場所
爪の間と、指の間、もうひとつはどこ?という問題でしたが、正解は『しわの間』
第16問:かぜ予防になる朝に食べた方がよいものは?
柔らかいものなのか、硬いものなのか、という問題でしたが、正解は固いものです。
固いものを噛んで、唾液を出す!ということのようです。
ここまでが予防編、最後の4問が治し方編です。
第17問:熱を早く下げたい時は体のどこの部分を冷やすのが効果的?
- 首の周り
- 脇の下
- 鼠径部(そけい部):太ももの付け根の部分です
- へその上
この4か所の共通点は「太い血管が走っている」ということです。
第18問:かぜの治りかけの時、少しでもはやく治すには厚着をして大量に汗をかいて寝るほうが良い?
これも○か☓かですが、そりゃ☓ですよね(´・ω・`)
治りかけというのはウイルスとの戦いで体力も消耗しており、脱水状態に近いとかんがえるべきであり、厚着で汗をかこうなどと考えすぎると余計消耗してしまいます。
必要なことは、こまめな水分補給です。
スポーツドリンクは吸収しやすいですし、カロリーもしっかりあるので悪くはないとのことでしたが、あまりこだわる必要もなさそうです。
第19問:かぜのひき始めに控えたほうがいい食べ物は?
うどんなのか、牛肉なのか、みかんなのか、という問題。
正解はみかんでした(゚д゚)!
理由はみかんの『カリウム』によるもので、カリウムは体温を下げる効果があるので、ひき始めにはひかえるべきなのだそうです。
カリウムには利尿作用もあり、体温を下げたい時、つまりかぜの治りかけの時に食べることは大変良いことなのだそうです(o・ω・o)
みかんは治りかけの時!
また、かぜでもなんでもない時のみかんはかぜ予防にもなりますし、やはりオススメのようです。
第20問:生たまごと温泉たまごでは、消化がよいのはどっち?
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