2015年10月27日のひるたつ、薬の達人のご登場です!
薬の飲み方に関する書籍を出版されるやいなや大反響というお方です!
小中学校や市民団体からの、薬の事に関する講演のオファーが殺到中という多忙そうな教授さん、それだけ、薬のエキスパートという事だそうです…さすが東京薬科大学の教授様です( ・`ω・´)b
大反響だという話題の書籍:よくわかる 薬の危ない飲み方・飲み合わせ (気になるシリーズ)
たとえば、
Q:「処方された薬が余ったらどうする?」
といったもの、2択となりますね、捨てるか、後日飲む、か。
Q:「胃腸薬の効果を無くす食材とは?」
などなど…
飲み方を間違うと効果が期待できなくなったり、生命の危機が起きる場合すらあると言います…。
Q&A形式で加藤哲太教授がスタジオで解説!
ひるたつ定番のスタイルで展開していきました。
こちらもまとめていきます。
薬を飲む時間の間隔
風邪薬、1日3回食後に服用、よくありますよねこれは(´・ω・`)
10時に朝食をとって服用したものの、12時に昼食をとった場合、昼の分の薬は飲むべきでしょうか…?
これはほんとにみんなが体験した事ある疑問そのものですよね…
正解は飲まない!ということです。
このことには当然根拠があるのですが、あまりにも専門的過ぎて書くべきかどーか迷ってしまう…(´;ω;`)
2時間という間隔では、薬が効いているうちに更に飲むという事になるので、良くないのだそうです、良くないというか危険を伴う可能性があるとのことでした…
血中に薬がまわりすぎると、薬の成分が効きすぎてしまい、中毒域に達してしまう、という事のようです(非有効域・有効域・中毒域という分類)。
常識的な、適切な時間に食べた、そのあとにならば食後に3回飲んでも良い、というのが食後3回の定義のようです。
薬を飲む期間(ウイルス性の場合)
余ってしまった風邪薬に関するもの。
4日分処方されたものの、2日目で治った!と感じたその時、残りの2日分はどうするか…?
正解は飲まなくていいとのことです。
風邪というのはウイルスによるものですが、風邪薬にはウイルスをやっつける成分などは入っていません。
風邪の薬というのは、鼻水や咳といった『症状』に対処する目的です(対症療法といいます)。
ウイルスと戦うのは自分自身だ!ということでした。
しかし!
インフルエンザもウイルス性ですが、こちらの場合は個人判断はせずに医師に任せましょう、ということでした…症状が風邪よりもずっと重いですからねインフルエンザは…。
薬を飲む期間(細菌の場合)
食中毒などといった細菌感染症の時に処方された抗生物質についてはどうでしょうか?
結論は、飲み切るべきだ、ということです。
食中毒を例にとった場合、細菌にやられて体調を崩してしまうので抗生物質を服用する事になります。
すると、ある程度の細菌はやっつけてしまい、体調も改善されてしまいますが…あくまである程度やっつけたに過ぎないので、まだ細菌は残っています。
むしろ薬に抗った強い細菌という事になりますので、絶対にやっつけたいところです。
そんな残った細菌は、菌ですのでさらに増えていきます、もっと強くなった増えていきます(耐性菌)。
こうなると薬が効かなくなってしまう、という抗生物質が抱える大きな問題がここにあるようです。
胃腸薬の飲み方
もうぼちぼちすると忘年会シーズンでもあるので覚えておきたい胃腸薬の飲み方。
焼き肉を食べ過ぎて胸焼けが!
そんな時、食べてすぐに胃腸薬を飲むべきなのか、30分程度我慢してから胃腸薬を飲むべきなのか…?
正解は30分我慢から、という事でした(゚д゚)!
胃酸をおさえる成分と肉の成分のリン酸が胃の中で化学結合してしまい、胃腸薬の成分の効力を弱めてしまうのだそうです…(´・ω・`)
食べ物と一緒になると胃酸をおさえる成分は総じて弱まる傾向にあるようです。
危険を伴う、とかではなさそうなので、飲んでダメという事でもないようですが…
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