2015年12月6日放送のこの差って何ですか?の中盤では『着物の買い取り』の特集がありました。
大掃除のこの時期ですが、タンスの中に眠っていて処分に困っているもの、といえば『着物』ですが、なんと日本全国には40兆円分もの着物が眠っている、という話があるようです(゚д゚)!
着物の訪問買い取り、というサービスもあるようで、全国に128店舗展開している『たんす屋』さん。
プロの査定員さんが自宅まで来てその場で査定してくれる、という内容です。
また、水沢アキさんの着物や帯の査定もしました(o・ω・o)
どれぐらいの差がある?買い取り価格が高い着物と安い着物の差
査定歴17年の菊池賢次さんというベテランの方が世田谷区や神奈川県のとあるお家での着物の買い取り査定の様子などを紹介しました。
30年前に購入したお稽古事の際に着るという小紋
20万円で購入したそうですが、シミや変色があるため『0円』との査定結果が…(´;ω;`)
たんす屋さんでは販売も行っていますが、タンスに眠りっぱなしにしておくと、シミや変色が出来てしまい、洗っても落ちないために基本的には買取額は0円となってしまうそうです。
昭和50年代に流行していたという朱赤や緑色の草花のデザインの小紋
30万円で購入したそうですが、買い取り額は『500円』。
今の若い方が見ると、古いデザインだと分かるために売りにくいのだそうです。
朱赤や緑色などの昔の流行色が強く出ているものは買い取り額が低くなってしまいがちなようです。
省略されていましたが、世田谷区のとあるお家での査定は合計90点査定した結果7点が買い取り可能となり、その合計額は6,000円という査定結果になりました。
紋付の買い取りは難しい
査定場所が神奈川県のとあるお宅へ移動。
25年前に息子さんの結婚式で着たという茶色い紋付の羽織が登場。
購入額は30万円したそうですが、今回の買い取り査定の結果は『500円』
よその家紋が入った着物を買う人は少ないそうで、こうなってしまうようです。
徳川家や織田家などの有名な家紋ですら、値段が上がるということはないのだそうです。
水沢アキさんの着物も査定しました
20代の頃からあつめ、2000万円分程度は着物にお金を使ってきているそうですが、水沢アキさんご自身が60歳を過ぎた事を期に、少し整理をしよう、という思いなのだそうです。
まずは35年前に森光子さんからもらったという小紋、推定数十万円はするであろう小紋であり、高級呉服店『銀座きしや』さんの品物だそうです。
買い取り価格は、なんと『0円』!
やはり、シミが災いしたようです…
京友禅(金彩友禅)
10年前に100万円程度で購入したという金箔などをあしらった金彩友禅の訪問着。
華やかな装飾が日本の着物の代名詞と称されているそうで、、買い取り額が『6万5000円』となりました!
ようやく、高価買取が登場しました!
水沢アキさんが所有していたこちらの訪問着は限られた呉服店でしか買うことが出来なかった初期型モデルだったそうで、高額買い取りにつながったようです。
水沢アキさんが、「7万円にはなります?」と菊池さんに訴えかけますが、難しいようです。
水沢アキさんの身長(156cm)のサイズに合わせて作られており、今のお客さんが求めるサイズよりも若干小さいので難しいのだそうです。
サイズが小さくなければ、倍額にもなっていたのだそうです…。
ということで、状態が良くてもサイズが小さい場合の着物は買い取りの値がつきにくいのだそうです。
結局、水沢アキさんの47点もの着物や帯などの査定をした結果値段がついたものは15点ほどで、買い取り額の合計は10万3000円となりました(´・ω・`)
ここまで来ると、着物って結局値段がつかないんじゃん…と思ってしまいますが、高く売れる着物というものがあるのだそうです。
高く売れる着物
絞りが高く売れるポイントになる
白い部分が多くを締める小紋が登場しました。
その白い部分、『絞り』という技法がほどこされており、着物全体に施されていました。
※絞りとは、生地の一部を糸でくくり立体感のある生地にする技法のこと
推定購入価格は50万円ほどの小紋だそうですが、その買い取りは査定額はなんと『8万円』(゚д゚)!
部分的に絞ってある着物よりも、全体的に絞ってある着物のほうが値がつきやすいのだそうです。
コメント