東大の梶田隆章教授がノーベル物理学賞を受賞!
2015年10月5日のノーベル生理学・医学賞受賞の大村智特別栄誉教授に続く、連日の2人目のノーベル賞の受賞で、日本国内が明るいニュースで賑わっていますね!
梶田貴明教授、2015年10月6日放送のNEWS ZERO(ニュースゼロ)に早速生出演(中継)しました!
そこで語った内容などをまとめてみます!
ニュートリノ分野でのノーベル物理学賞受賞
ニュートリノといえば、2002年にあの小柴昌俊教授が世界で初めて観測した事で有名、第一人者です。
梶田隆章教授も、小柴教授の教え子として研究に参加していたのだといいます。
小柴昌俊教授の予言
ご自身の受賞時に、4~5年でもうひとつ確実にノーベル物理学賞受賞者が出る!と予言なさっていました。
神岡スーパーカミオンデの実験、というのがキーワードのようです。
難しくてサッパリではありますが、その神岡スーパーカミオンデという施設にて日夜ニュートリノの研究を梶田隆章教授らはなさっていたようです。
そして、厳密に言うと予言は的中ではないものの、13年経過したこの2015年に本当にニュートリノの分野でまたしてもノーベル物理学賞受賞が日本人にあった!という事です。
ニュートリノの質量を発見した、というのが受賞理由のようです、が、難しいですね…
小柴昌俊教授は現在89歳!
梶田隆章教授の受賞についてマスコミ取材に応えました、
「別に不思議だとは思わない、取ったって当たり前」
予言なさっていましたしね、さすがです( ・`ω・´)b
ただ、梶田教授の事を群を抜いて優秀な教え子だった、という印象もなかったらしいです笑
東大本郷キャンパスにて生中継出演
頭が真っ白だったものの、少し落ち着き喜びを感じるに至った模様です。
研究に大事資質とは?
「ひとつの事に集中して長年やった事」
まずこうおっしゃいました、このように答えるノーベル賞受賞者の方は非常に多いように思われます、やはり大事な事なのでしょうね…。
共通意志、目標をもったチームで、とにかく研究なさっていたのだということです。
壁にぶつかった時は…?
博士号取得のすぐのちにニュートリノの問題に出会った(認識した)のだそうです。
そのあと自然に、そのニュートリノの問題に向かっていったそうで、ご自身の事をラッキーだった、とも語りました。
基礎化学を証明した日本の立ち位置は?
基礎より応用に強いと言われている日本、しかし今回のニュートリノの質量の発見は最先端科学の基礎。
スーパーカミオンデのような、大型の基礎研究をするにふさわしい施設が用意できるほどの国の経済力、つまり世界に伍して、日本もしっかり基礎研究をする能力はあると思えるし、今後もそうであってほしい、と梶田隆章教授。
トップランナーの1人と考えて良いです、とのことでした。
科学が苦手な子どもに対して
世の中には宇宙もそうだし、それ以外にもわからないこと、不思議な事はたくさんあるので、その「不思議だ」と思う心を持ち続けてほしい、との事でした。
これも、世間でよく言われている事ですね、やはり大事な事のようです。
今の日本の研究所の研究環境に改善点は?
梶田教授の大学院卒業時に比べ、今は定職ポジション(助教授など)に就くのが難しいらしく、今後色々改善していけばいいな、という事だそうです。
んー、つまり研究に没頭できる環境が以前よりも恵まれていないという事なのでしょうか…?
スーパーカミオンデのような、人材や研究費に恵まれた施設を今後どのように確保、発展し、どのような分野で科学技術大国を目指す日本の課題だ、と村尾キャスターが締めくくりました。
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