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ミヤネ屋で2015年8月4日放送の”偽物市場”

ミヤネ屋2015年8月4日放送では、中国の”偽物市場”に潜入、という内容が放送されました。

今や経済大国第二位とまで成長した中国ですが、、偽物市場が横行している現実があるとのことで、ミヤネ屋取材でその実態が明らかになっておりました。

とてもおもしろかったので、ブログ記事にさせていただきます_(._.)_

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中国(上海)の偽物商品

上海の繁華街。
「偽物は欲しくないか?」と堂々と声をかけてくる業者がいるのだそうです…。

普通の雑貨店でも、秘密の小部屋があり、有名ブランドの偽物が陳列してある様子なども映されていました。
本物なら8万円近くする財布なども、偽物だと1万7000円程度。
それでも買わない意志を示すと、どんどん値下げしてきます。
上海ではなく、香港で売っている、とまで語る店員。

偽物にはS級からB級にまでランク分けなどもされており、手が込んでいます。

日本製の商品も被害にあっています

繁華街のみならず、問屋街などでは日本製の日用品の偽物が大量に並んでいました。
デザインをマネして作った、と店員は堂々と語ります(゚д゚)!

適当な日本語が書かれています、いかにもそれっぽい感じがして、日本語が記入されているだけでもはやブランド価値がある、これはもう有名な話ではありますよね(´・ω・`)

紙おむつなどが日本製は優れているようで、そこに業者が目をつけていきます。

他にもアイメイク関連の商品やら、ドラえもんがあまりかわいくない感じにマネされているリップクリームなど次から次へと出てきます…。

日本製品の模倣品による被害額は全世界で1116億円にもなるのだそうです(2013年のデータ)
その中でも中国、次いで台湾・韓国での被害が上位となっており、中国での被害が際立つのだといいます。
台湾もか…親日国じゃないのか台湾(゚д゚)!

模倣品対策Gメンも存在する

IP FORWARDという会社が上海にあります。
分部悠介さんという方が2011年に設立しました。
この分部さんは2006年に経済産業省に出向し、初代模倣対策専門官弁護士として中国政府と交渉にあたっていた方だそうで、その経験や経歴を活かし会社を設立したのだといいます。

日本企業からの調査以来は年間1000件以上にもなるのだそうです。
本当に被害に遭われている企業の方などが多いという事がうかがえます。
日本の国益を守る、そのためにも分部さん並びにIP FORWARDの皆様は日々尽力なさっているようです。

中国政府も黙っているわけではありません。
日本の企業からの情報や調査に基づき模倣品を探し出し発見し、そして中国の行政当局と協力をし、模倣品業者を摘発、こんな感じに取り組みをしているようです。

調査スタッフは30人と少なく、わずかな手がかりを頼りに流通経路を特定し、倉庫や工場などの場所を捜索していきます。

調査員の人(多分中国の方)も、中国語で「偽物が中国企業の発展を妨げている」と語ります。
ほんと、その通り!そう思いました。

一時的な稼ぎはあるのかもしれません(違法ですがね…)、広告費も開発費もかかりませんし、”日本製”という売れるキーワードもそこにはあるのでしょうし…。
しかしあくまで”一時的”なのですよね、現にこうして摘発されるわけですから…
模倣品製造と販売などという行為は”発展”という事を考えた場合にはまったく程遠いものだよな、と感じるばかりです。

とある文房具店摘発の様子

調査員からの報告を受けた行政管理官がとある文房具店に入り込む様子も放送されました。
日本の有名メーカーの筆記用具が売られていました。
行政管理管は日本の正規品の商標登録証を店員に見せ、問いただします。
しらを切る店員に、どこから仕入れるのかをさらに問いただしますが、やはり知らない、分からないの一点張り。
他にも在庫として模倣品が次から次へと出て来ます。
立件する際の重要な証拠品となるので、管理官が押さえます。
約3300本の筆記具を押収。

しらを切った店員は店長ではなく、店長は外出中だったそうですが、店長は後日出頭命令が出て、罰金刑や禁錮刑が科せられる可能性があるそうです。

偽物を多く扱うデパートも取材

そのデパートのとある靴売り場。
店員は堂々と、本物は高いけどここの商品は全部安いよ、と説明。

とある化粧品店にも取材。
有名な化粧品ブランド(っぽいもの?)がズラリと陳列されています…が、化粧品店の店員は、本物の香水に偽物を少し混ぜて製造したものを売っている、と堂々と説明。

どうなっているのでしょうか…。

中国大手のショッピングサイトでも偽物が横行

日本のとあるファッションブランドの商品が模倣され、売られているというもの。
この大手サイトは管理、監視の目が厳しいらしく、そこをすり抜けるためにも、良い生地を使い、”本物みたいな偽物”を作って売っている業者があるのだそうです…。

値段は正規品の5分の1から10分の1となっており、試しに購入するも、正規品と比べると結局生地の質も違うし、ボタンの位置などもずれていたり、と所詮は偽物です。

捜査員は商品取り寄せじの送り状から業者の特定にあたるものの、詳しい番地が記載されていないために大まかな住所しか判らず、特定が不可能でした。

え…番地不記載とか、もうその時点でどうなんだ…。

ショッピングサイト内の写真が手がかりになってきます。
モデルや、撮影している場所などがその業者そのものの情報なのです。
調査員は、「白い柵があるな…車庫があるな…レンガの色は青だな…」
と細かい情報を元に特定していきます、警察24時ばりに、すごいです(゚д゚)!
そして大まかな住所に車で向かい、1軒1軒しらみつぶし状態で探し出していきます。

そして!
なんと、見つけました。
そして摘発です。
モデルの女子も従業員として淡々と仕事をしていました…。

行政担当者に対しここの社長は呆れた言い訳をします、
「ネット上では”本物”だと一言も言っていない」
言い換えると、偽物と知っていて売った、ということになり、事実を認めたかたちになりました(´・ω・`)

トラック2台分の商品が押収され、社長は肩を落としますが、取り調べに進み、罰金刑が科せられる可能性があるのだそうです。

と、こんな感じでした。
買う人がいるから、横行する側面もあるわけですよね…。

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