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2015年11月12日放送のバイキングに加藤哲太さんが出演し『正しい薬の飲み方や選び方』を紹介してくださいました

東京薬科大学薬学部教授の加藤哲太さんが登場!

全国から薬に関する講演依頼が殺到している薬のエキスパートです(o・ω・o)

わりとつい最近のバイキングにも登場したことのある加藤哲太さんが2度目の登場となり、今回も薬の飲み方についていろいろ教えてくださいました。

風邪薬にも当然副作用があるので、症状に合わせて正しく選択したいものですし、正しい飲み方をしたいものです。

実際に一般医薬品における副作用の症例数というデータもあり、

漢方製剤では134件、総合感冒薬(風邪薬)では400件、解熱鎮痛消炎剤では134件、その他で400件、合計1225件の副作用の疑いが2009年から2014年の5年間で報告されているとのことでした。

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加藤哲太先生が教える正しい薬の選び方と飲み方

加藤哲太先生とシナノ薬局にて薬選びのロケに出ました。

家においてある毎回同じ薬を飲むという行為はNGだそうです。

風邪の症状というのは毎回違うハズ(風邪は200種類以上)なので、その都度選ばねばなりません。

風邪の引き始めに飲むのは間違った飲み方

風邪薬にはウイルスを倒す成分は含まれません。

引き始めには自分の体でウイルスと戦わなければなりません。

症状としては鼻水、のどが痛い、熱がある、などが挙げられますが、風邪薬というのはこういった症状を抑える対処療法なので、つらくなる前に飲む意味はないそうです。

風邪の引き始めに飲むべきは漢方の葛根湯

ウイルスに勝つ力をつけるための薬が葛根湯だそうです。

自分の体でウイルスに勝つために飲む、つまり自然治癒力を高めてくれる効果があるということでした。

風邪かな?と思った2~3日以内に飲むのがオススメということでした。

注意事項もあり、自分の体でウイルスに勝つために飲むということは、結果として自分の体を消耗するということでもあります。

葛根湯に入っている成分に麻黄(まおう)というものがあり、これは交感神経を興奮させる作用が強い成分なので、エネルギーを使いすぎてしまうことがあるため、虚弱体質の人などにはオススメできない場合もあるようです。

麻黄入りではない漢方薬を選ぶ、などの必要もありそうです。

風邪の辛い症状の時に飲むべき薬

結論としては、自分で選んではならず、薬剤師に相談して買うべき、との事でした。

薬剤師さんに相談する際に伝えるべき3つのポイントとして、

  1. いつから症状が出たか
  2. 最もつらい症状は何か
  3. 今の体調

が挙げられました、家族に薬を買ってくるよう頼まれた時も、本人に確認してこう伝えると良いとのことでした。

子どもに親と同じ薬を飲ませるのはNG

風邪薬の中には子どもに対して重篤な副作用を表す成分である『アスピリン』をはじめとする成分があることがわかっています。

15歳以下の子どもにはライ症候群という脳の病気を引き起こすおそれがあるといいます。

15歳以下の小児用の薬としては『アセトアミノフェン』という成分が含まれる鎮痛解熱剤が勧められているようです、こちらは副作用の危険の少ない成分だといいます。

やってはいけない危険な風邪薬の飲み方

知らず知らずのうちにやってしまっている事もいくつかありそうです、気をつけたいものです…。

胃の中で溶けて、腸から吸収されて体の中をグルグル回るのが風邪薬の基本。

コーヒーで薬を飲むのは良くない、じゃあ薬を飲んでからすぐにコーヒーを飲むのは?というと、胃の中で薬とコーヒーが混ざるという状態になるため、やはり良くないようです。

といった感じの事もあれば、そもそも飲み方にも気をつけるべきだというポイントがいくつか登場しましたのでまとめてみます。

唾液で薬を飲むのは危険!

水がないときに、唾液で飲もうとする人は案外多いものです(特に男性に多い気が…)。

ノドに張り付いてしまい、カプセルなどの場合はコーティングが溶けてしまい、粘膜がただれてしまい炎症が出てしまうなどということもあるといいます。

AMIさんは水で飲んでもノドにつかっかってしまう気がしてしまうそうですが、感覚としてなんとなくノドにつっかかっている気がしてしまう場合もあるとの事でした。

栄養ドリンクと風邪薬を合わせて飲むのは危険!

風邪薬にはカフェインが含まれている場合が多く、また、カフェインが含まれる栄養ドリンクも多く、そうした場合には眠れなくなり、風邪の治りが遅くなってしまう可能性があります。

そもそもカフェインを摂り過ぎると、脳神経を過剰に刺激することになり、頭痛やめまいを引き起こす原因にもなります。

更に敏感な人の場合は予期せぬ副作用として重篤な場合もあるとの事なので注意すべきだということでした。

どうしてもをカフェイン類を風邪薬を飲んでいる期間に摂取したい場合は時間をあけて飲む、というのが回避策のようです。

牛乳を飲んですぐに風邪薬を飲むのは危険!

風邪薬の中には、1日2回、あるいは1日1回で良いものも多くあり、そういった薬は胃を荒らさないために腸溶性剤という胃の中では溶けないような工夫がされているそうです。

胃酸では溶けないようなカプセルを作り、そのまま腸までいき中性成分でゆっくり溶ける、という働きがあるのにもかかわらず、牛乳を飲む事で胃が中性となってしまい、胃では溶けないハズの薬が胃で溶けてしまう可能性があるのだといいます。

二日酔いの時に風邪薬を飲むのは危険!

坂上忍さんは「じゃあ俺は飲むタイミングがない」とおっしゃっていましたが…。

アルコールはすべての薬においてNGとされています。

アルコールには脳の機能を抑制するもので、薬と同時に飲むと脳機能が低下し、意識を失う可能性や最悪の場合は命の危険すらあるといいます。

アルコールも薬も胃を荒らす成分ですので、ひどい場合には出血をするという報告もあるようです。

二日酔いの場合もこのような理由から、飲むべきではないとの事でした。

では、卵酒は大丈夫なのか?という質問が丸岡いずみさんから飛び出しました。

加藤哲太さんはしっかりこの質問に関しては調べてきたそうで、卵酒は沸騰させるのでアルコール分はだいたい消えてくれて、栄養分は残るのでおそらくOKとしていました。

野菜ジュースで風邪薬を飲むのはNG!

ずばり、食物繊維と一緒に薬を飲むのがNGということでした。

食物繊維は初夏されずに排泄されるものであり、薬を巻き込んで排泄してしまう場合があるので、薬の成分が体に作用されない場合もあるということでした!

 

 

 

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