テレビ放送で頻繁に出てくるさんま、実はもう旬とは言いがたい部分もあるようです。
今この記事を書いているのは2015年11月1日ですが、いかにもさんまの水揚げがありそう!と想像しがちですよね。
今時期だと、北海道よりももっと南の地域でさんまが獲れているハズなのです。
さんまの産卵の時期でもあり、そのために北海道から南下し、和歌山の近海などでさんまは産卵をします。
長くなりそうなので省きますが、結論としては夏の終りから秋の入口くらいの時期に北海道で穫れるさんまこそが、最も脂がのったさんまという事になります。
ですので、脂がのったさんま、という事にこだわるのなら、8月下旬ころや9月頃の北海道産の生サンマを購入するか、11月や12月に売っている冷凍を解凍したさんまを買うと良いようです。
ただし、冷凍をさんまはいつの時期に穫れたものを冷凍しているのかを明記していない場合がほとんどでしょうし、脂がのっている時期に冷凍保存をしたものであってくれ!という期待をこめる感じにもなるかもしれません。
では、さんま料理のレシピをいくつかまとめてみます。
解凍さんまを使った煮付け
脂がのっているさんまの冷凍ものを解凍した場合、と仮定します。
一度解凍したさんまははらわたに苦味がどうしても出てしまうので、丁寧に取り出しましょう。
続いて、一口大サイズにぶつ切り。
鍋に昆布を入れ、水と醤油を加え、更に砂糖とみりんと酒を加えて、切ったさんまを入れて煮るだけ。
脂がのっているかどうかだけで差が出るので、脂がのっているさんまであればこうして煮付けていくことでふっくらと煮上がります。
脂がのっていない状態の生さんま料理はフライがオススメ
脂がのっていない、つまり、サッパリしているということなので、フライにしてやることでふっくら美味しい仕上がりになります。
手順としては、
①3枚おろしにし、一口サイズにカット
続いて、
②衣付けの前にさんまの内臓を塗る
これは生さんまに限ります、鮮度が良い生さんまははらわたが食べられます。
加熱する事によって苦味が旨味に変わりますので、いきなり衣をつける前にこうしてコクを出すために一手間を加えましょう。
内臓は、ボウルなどにうつし、醤油で味付けをして混ぜた状態にしておきます。
この一手間は仮定ではなかなか実践しない、お店で登場するような一品であろうと思えますね(´・ω・`)
あとは小麦粉と卵とパン粉で通常通りです。
③揚げる時間は中火で2分程度
きつね色になれば完成です。
食卓でも、お酒のおつまみでも、一歩進んだメニューかと思われます♪
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