入社してもすぐに辞めてしまう若者が多い、そんな現実がありますね(´・ω・`)
入社3年以内にやめてしまう大卒者は今や3割にもなっているのだとか…
2016年7月6日放送のNEWS ZERO(ニュースゼロ)の板谷由夏さんのコーナーでは、叱られ方セミナーなるものについての特集がありました、
若者離職を防ぐ試みが紹介されました
漫才研修
東京都町田市のアップガレージさんという会社の新人研修では漫才研修なるものが紹介されました。
漫才で笑いのセンスを身につけ、コミュニケーション能力を高めることが狙いだといいます。
研修用アプリ『モバイルナレッジ』
ジュピターテレコムさんという通信事業の会社も紹介されました、アプリで自主的に研修してゆくというスタイルだそうです。
社会常識やマナーなどのクイズがおよそ180問程度用意されているそうで、ゲーム感覚で好きな時に自分のペースで学ぶことが出来るというメリットがあり、しかも正答率でランキング付もされますので競争心を煽るシステムもあるのだそうです。
研修アプリを導入した理由とは?
仲間とつながっている環境をつくらないと、いつか自分の存在価値に迷う時が来てしまい、それが離職につながるのでは?と人事部の方が考えた結果だそうです。
大卒者の離職率について
厚生労働省によると、離職率は
- 入社1年目⇒13.1%
- 入社2年目⇒10.3%
- 入社3年目⇒8.9%
となっており、1年目で離職する場合がもっとも多いようです。
1年で離職した人のインタビューでは「上司とウマが合わなかった」と語り、実際には「頭をたたかれたり、つかまれたりしていた」とも語りました。
同じく1年目で離職した女性のインタビューでは「営業成績を取ってこい、と、圧しかかけられなかった」と語りました。
入社半年で離職した男性のインタビューでは、「仕事が朝の8時から夜の10時まであり、毎日のように残業をしていて体力的に厳しかった」と語りました。
同じく厚生労働省発表の若者の離職理由としては、
- 労働条件(働く時間など)⇒22.2%
- 人間関係⇒19.6%
- 仕事が合わなかった⇒18.8%
となっております。
若者の離職防止の『叱られ方セミナー』
愛知県名古屋市の製造業のとある会社。
名南経営コンサルティングという会社の山田亮太さんという講師の方がなにやら訪れておりました。
「好ましい叱られ方というテーマで研修を行って参ります」
とおっしゃっており、上手に叱られるテクニックを学ぶセミナーなのだそうです。
ここ1年でも延べ200社以上もの企業がこちらのセミナーを受講しているのだそうです(゚д゚)!
叱られ方セミナーの具体的内容
叱られた時、どのような気持になったのか?を振り返ることから始まるようです。
受講者の新入社員さんは「遅刻や欠席をした時に先生に叱られました、なんでこんなことで怒られなきゃいけないんだ、と思い、逆にイラッと来てしまいました」と振り返っておられました。
他の新入社員さんは「飲食アルバイトで商品を作り間違えてしまい、店長さんに怒られました、その時に、『帰りたい』と思いました」と素直に振り返っておられました。
叱られると「気まずい」「逃げ出したい」と思う新入社員さんが多いようでした。
そして共通していることが「叱られた経験がほとんどない」というものでした。
そこでセミナーでは、あえて『叱られる体験』をして、そうすることで叱られることへの『耐性』をつけようという試みが行われているようです。
設定として、『遅刻した部下が叱られる』といったものだったりするようです。
板谷由夏さんが叱る側の上司役を演じていました(叱られたい笑)。
板谷さんの迫力に負け、新入社員さんは遅刻を責められたにも関わらず「がんばります」とその場をつくろって終わってしまっていました(´・ω・`)
上手な叱られ方とは?
- まずは謝罪!
- 原因となった状況説明
- 改善策の提案
このような流れが良いとのことでした(o・ω・o)
2は「言い訳すんな」って言われて胸ぐら掴まれそうですが…。
叱られ方を学べば本当に離職防止につながる?
講師の山田さんがおっしゃるのは、
「叱られるとやる気がなくなる、とか、この会社が合わない、と感じるかもしれない、でも、失敗したことを糧にしてもっともっとステップアップして欲しい思いで(上司は)叱る」
とのこと、つまり、『なぜ叱るのか』を叱られる側も考えてみることが大切である、ということでした、叱られた嫌な気持を成長する力に変えるということだそうです。
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