2015年11月11日放送のNEWS ZEROで板谷由夏さんがストレスチェック制度について解説してくださいました

2015年11月11日放送のNEWS ZERO(ニュースゼロ)で、2015年12月より義務化される『ストレスチェック制度』に関する特集がありました。

職場のストレス問題は深刻化しており、従業員が50人以上の企業が対象となるようです。

東京都渋谷区のとある不動産会社(大京穴吹不動産)にロケに出たのは板谷由夏さんです。

この会社ではいち早くストレスチェックを導入しているとのことでした。

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ストレスチェックとは?

厚生労働省の基準に基づき実施する検査であり、内容はその会社によって違うのだといいます。

ロケ取材に応えた不動産会社のストレスチェックでは、110問ものチェック項目がありました。

  1. 怒りを感じる。
  2. 内心腹立たしい。
  3. イライラしている。
  4. 気がはりつめている。

…などといった感じに合計110問だそうです。

このような質問に、4段階(ほとんどなかった、ときどきあった、しばしばあった、ほとんどいつもあった)で当てはまるものを回答するようになっておりました。

その結果を元にストレスレベルが、

  • A:低ストレス
  • B:注意
  • C:高ストレス

と判定されるようになっていました。

ストレステストを受けた感想

入社9年目の30歳の営業の男性の結果は『A』でした。

しかし、更に細かくチェック結果が出ており、

  • 怒り・イライラ感:46
  • 不安・緊張:37
  • ゆううつ感:53
  • 疲労感:50
  • 身体不調感:44

となっておりました。

平均が50であり、それより低い数値はその項目に対しストレスがかかっている、ということになるとのことです。

不安・緊張の項目にて、ストレスが特に大きい、という結果になっています。

この営業の男性はどんな時にストレスを感じるのでしょうか。

スケジュール帳を覗くと、休みの日以外は予定でビッシリ。

営業だと初対面の人と会う事も多く緊張するそうですし、営業成績が出る月末も数字に直面するのでストレスになるようです。

入社6年目の営業の女性もインタビューに答えました、ストレスチェックの結果に驚いたそうです。

その結果は、ストレスレベルは『B』の注意、というもので、更に細かく見てみると、

  • 怒り・イライラ感:42
  • 不安・緊張:30
  • ゆううつ感:51
  • 疲労感:39
  • 身体不調感:47

と、50以下のものがほとんど。

しかしこの結果になるにはご本人には思い当たるところもあるようで、部署異動から1ヶ月しか経過していない、まだ仕事が覚えられていない時に行ったストレスチェック検査だったからではないか、と分析しておりました。

しかし、結果が出た時にはハッとしたそうで、ストレスのないように変えなければいけないな、とも考えるそうです。

そこで取り入れたストレス対策が自宅の1つ手前の駅から歩いて帰宅すること、だそうです。

深呼吸するようなイメージで、「自分はちっぽけだな~空はこんなに広いので、私の悩みは小さいしたいしたことないって思える」のだそうですが…ほんとに大丈夫でしょうか(´・ω・`)

板谷由夏さんもストレスチェックを検査してみました

Q:何をするのも面倒だ

A:「たま~にめんどくさいねえ…」

と板谷由夏さん。

ストレスチェックの質問項目は主に、

  • 心と体の状態
  • 仕事に関する事
  • 周囲のサポートに関する事

といった内容で構成されているようです。

中には『Q:上司が部署の代表者として他の部署との調整をしてくれなかった』

などといった超絶に具体的な質問もあるようです。

板谷由夏さんはおよそ15分でこの検査を終え、結果は『A」判定。

更に細かく見ると、

  • 怒り・イライラ感:58
  • 不安・緊張:56
  • ゆううつ感:53
  • 疲労感:39
  • 身体不調感:44

と概ね健やかな印象なのですが、疲労感の項目のみ、50よりもかなり下回っていました。

「体が疲れていることで心もどんどん怒りやイライラが増えていく可能性があるから、休まなきゃいけないってことなんでしょうね」と自己分析しておりました。

ストレスが原因で会社を退職した男性(25歳)のインタビュー内容

先ほどの不動産会社とは無関係です、システムエンジニアとして某IT企業に入社したというこちらの男性。

しかし、入社から半年後にストレスが原因でうつ病を発症し、2015年の4月に退職したといいます。

「残業が多い時は80時間、業務量が明らかに超えているということ、クォリティーが求められる、それに答えなきゃいけないというプレッシャーに精神的に追い込まれた」

とのことでした、頭痛や吐き気など体の不調を我慢しての仕事が続き、注意力が散漫になりミスが続いたそうです。

今現在は実家で暮らしながら、月に1度は通院もしているとのことでした。

「診断を受けた時、今まで自分が気づいていなかったストレスが一気に押し寄せてきたので、なすすべなく押し潰されたという印象でした」

厚生労働省によると、働く人のうち52.3%の人は強い不安・悩み・ストレスがある、という統計もあるようです(2013年の労働者健康状況調査)。

そして、こちらの男性と同様に『うつ病』の患者数は約70万人というデータもあります(2011年の厚生労働省の患者調査より)。

ストレスチェック制度の義務化

こうした現状を受け12月からストレスチェックが義務化になった、ということのようです。

従業員が検査を受けますが、その回答内容を見て判定をするのはその企業から依頼を受けた医師・保健師などです。

そしてその判定結果は企業の上層部などにではなく、テストを受けた従業員本人にのみ医師や保健師から通知される事となっています。

不当な扱いにつながらないようにした配慮だということです。

企業に伝えられるのは職場ごとの結果であり、企業はこれを分析し改善する事が努力義務となっています。

 

 

 

 

 

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