2016年2月15日放送のNEWS ZERO(ニュースゼロ)、櫻井翔さんのイチメン!ではブラジルで猛威を振るっている『ジカ熱』に関する特集がありました。
ブラジルだけではなく、メキシコやコロンビア、ボリビアやコスタリカやエクアドル、サモアにモツディブにアジア圏ですとタイ国にも感染流行が見られるのだそうで、実に34ヶ国にものぼるそうです。
半年後にはブラジルのリオでオリンピックも開催されるだけに、このジカ熱に対する警戒は決して人事ではなくなっているような現実があります。
ブラジルのルセフ大統領も自ら、『ZIKAZERO』と書かれたシャツを着用し、ジカ熱の撲キャンペーンに乗り出したりもしているようです。
ジカ熱の水際対策が日本でも始まったようです
WHOがジカ熱に関しての緊急事態宣言を出していますが、日本では2016年2月15日から空港などの検疫所が感染の疑いのある人を検査出来るようになりました。
もし日本国内でジカ熱と診断された場合には、診断した医師には保健所への報告が義務付けられているそうです。
ジカ熱の症状とは?
蚊を媒介にひろがっていくジカ熱ですが、感染してもおよそ8割の人はジカ熱の症状がないのだといいます。
残りの2割に関しても、症状としては発疹や結膜炎や発熱などの比較的軽いものが多いのだそうです。
実はこのように症状が軽いということがジカ熱の恐ろしさでもあります。
感染していても気づけませんので、感染したまま出歩くことにより人から人へと広まる可能性があるのです。
ニュースで数多く取り上げられていますが、「小頭症」とジカ熱の関連が指摘されています。
WHOの調査では、小頭症の赤ちゃんを産んだ母親からジカウイルスの検出もしたケースもあり、それゆえに緊急事態宣言にまで至っているのが現状のようです。
厚生労働省の呼びかけ
妊娠中の女性や、新婚旅行などで妊娠の可能性がある女性はジカ熱の流行地域への渡航は控えて!という呼びかけをしているそうです。
IAEA国際原子力機関も蚊への対策に乗り出しました
蚊を媒介にするだけに、蚊への対策は必至となります。
IAEAでは、放射線を使い蚊そのものを減らす技術を開発中なのだといいます。
オスの蚊のサナギに放射線を当てることで繁殖能力を失わせ、繁殖能力を失ったオスの蚊を大量に外へ放出、すると、出会ったメスと交尾しても繁殖が出来ませんので新たな蚊が生まれないことになります。
殺虫剤なども一定の効果はあるものの、殺虫剤の成分に対する抗体が出来てしまう蚊も出てくるので、このような方法で蚊を減らしていくことこそが「安全で環境にやさしい手法」のひとつなのだそうです。
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